原因は「あなたの何か」ではないかもしれないよ。

長男が3歳になるちょっと前。
突如出てきた、膝の湿疹に、大いに悩まされた時期があります。

はじめは、ぷつぷつ
気が付けば、かさかさ。

子どもの回復力は早い!
それは間違えない。

でも、それが追い付かないスピードで破壊されはじめてしまって。

気が付けば、膝は搔き崩して真っ赤に。

かゆいが止まらないから、搔き崩す。
そのループにはまってしまって、地獄のような数か月を過ごしたのは、2012年の話。

その年、長男の子育てにと、はじめた自然保育。
スタートしたばかりのタイミングで、膝の湿疹がはじまり。

皮膚科に行って言われた言葉は、
「汗、砂、擦れる行動は控えるように」

砂遊び、外遊び、汗をかくような遊び・・・できない!?
室内での車遊び、電車遊び、足を擦りながら遊ぶ・・それもダメ!?

椅子に座って、ひたすらお絵描き?読書?・・・なんてことだ!!!

そんな生活はどうなんだと、
病院で注意されたことを気にかけつつ。

原因は何なのか。
何のアレルギーなのか。
湿疹の対処法は何があるのか。
あれこれ調べて、実践してみるけれど、ダメ。

症状が一番悪化したのが、ちょうど今と同じ時期。
湿度の多い「6月」でした。

かゆくて寝れないのはかわいそう。
一度症状をリセットしたほうがいいかもと、
ステロイドにたけてもらって過ごしてみたけれど。

一瞬治っては、また戻る。
その繰り返しに、悩み、途方に暮れていて。
家族全員がつかれていたのもあり、気分転換に1週間ほど旅に出ました。

いった先は「上高地(長野県)」

1週間。
6月の後半。

大阪の気温は、平均気温は23.5℃。
6月の平均最低気温は20℃、平均最高気温は27.8℃。
という状況。

上高地はというと、平均最低気温8.7℃、最高気温20.5℃。

同じ梅雨でも、
気温の違い、天気は湿度の違いがあってか。

出発時には、ぐちょぐちょだった長男の膝が、
上高地についた翌日には、からっと、赤みが引いていて。

そして、かゆがる様子もなく、もう1日様子をみたら、
何事もなかったように、膝がきれいになっていく・・・。

何もしていないのに、
膝が再生して、元通りになったんです。

みんなでびっくり!!!!!!

皮膚科で、こういうのは原因が特定しにくくてね~
と言われていて。

いや、本当に特定できないでしょうね・・と思いました。

なんとなく、で決めた旅。
行き先も、タイミングも、なんだか奇跡のようで。

おかげで、すごくたくさんのことがわかりました。

・彼の体質が、大阪のある時期の気温と季節と、
ものすごく相性が悪かった、ただそれだけだったこと。

・子どもの治癒力、再生力はものすごい。

・破壊力と再生力のバランスが崩れたら、いくら子どもの内在する力がすばらしくてもすごく大変で負担になる。

・破壊(皮膚が傷つく、こすれる、する、かく)の力を、いかに小さくできるかがカギ。

・問題や解決策だと試行錯誤していたことの、外側にヒントと解があったこと

ちなみに、1週間の上高地滞在で、
すっかり膝がきれいになった長男。

その後皮膚科を受診したら、先生が何したんですが!!!って驚いていました。
(旅で環境変えた話は、ちゃんとしました)

何が原因なんだろう・・・って考えることは悪くないけれど、
もしかしたら、あなたが探っている視点すらが違っている可能性がある。

自分と、環境とか何かとの相性が悪いだけ。

それを知っているだけで、自分が生きていくヒントになるんじゃないかな?と思います。

ちなみに、それかた毎年、14歳になった今でも、
同じ時期になると、症状が出る長男(年々軽くなっていますが)

この時期の大阪の気候と、君の相性が悪いだけだから。
今は、大阪で相変わらず暮らしているけれど。

住む場所、生きる場所は、世界中選べるのだから、
将来、いろんな場所に出会ってみて、
自分の体が楽な場所に住むのもいいかもね。
(心や魂の相性もあるよ)

そんな話をしています。

ちなみに、私は、日本との相性が悪くて、オランダの相性がいいだけです。

人それぞれ、そういうのが違うんだと思います。
なんで?って聞かれても、わからない。
ただ、そうなだけ、なんだと思う。

日本に生まれたから、大阪に生まれたから、
自分の体や心、魂の相性がいいわけではない。

生き抜くための対応力はすごく大切だよ。
対応できないと、生き延びれないからね。

ただ、自分がいる場所は、
世界というすごーく大きくて広い場所の、1部なだけ!
いろんな場所が、自分のいる場所を一歩出たらあるわけで。

自分が自分らしく在るのと、すごくぴったりくる場所がある場合もある。
面白いよね^^

原因探しにエネルギーを注いでいたとしたら、
そこでだけ、生き延びることに注力していたとしたら、
いったん止めて、いろんな場所に、いろんな空気に、自分を出会わせてあげてみて❤

世界は、広いから🌎

ちなみに、次男は1歳過ぎて、両腕に湿疹&搔き崩し。
それなりに大変だったけど、この時の体験と学びは、すごく力になって。

原因追求はほとんどせず(生活習慣の観察はしたけれど。)、
そこのエネルギーを使うことをやめ。

破壊と再生のバランスが取れるように、
薬の力を借りつつ、乗り切りました。

大きな学びでした、本当に。

※環境を変えれば、病気や症状が治るというわけではありません。
我が家は、たまたまそれをきっかけに、症状が治り、彼の体質のヒントが得れただけです。
○○すれば治る!○○したら変わる!というではないことだけ、お気をつけください。
人それぞれ違う体質、特徴、個性を持って生まれてきていますので。

木村祐理でした!