こんにちは、木村祐理です。
教室内の騒音は・・・?
多くの子どもたちがヘッドホンをつけている!?
(オランダの子どもニュースより)
※ちょっと前にニュースになります。
オランダの子どもニュース:2023/5/8のニュース↓↓
https://jeugdjournaal.nl/artikel/2474314-lawaai-in-de-klas-veel-kinderen-zetten-een-koptelefoon-op
オランダの学校に視察に行った際、
どのクラスにも必ずと言っていいほど、
ヘッドホンをして学習している子がいました。
一斉授業中のタイミングでは無く、
その後の自学習タイムの時です。
音に気が散って集中で着ない子は
ヘッドホンを着用していると話してくださいました。
スペシャルニーズの学校は、
ほとんどの子がヘッドホンを持っていて、
必要な時に使用していました。
視察の際、実際に見てみて、なるほどいいな~と思っていましたが。
そんな背景がある上で、
クラス内の騒音についてのニュースが子どもニュースであがってきたので、
おぉ!!と思った記事です。
ペンのクリック音、キーボードのタップ音、
他の生徒のおしゃべりなど、
これらはすべて授業中に気を散らす可能性のある音。
周囲の騒音を遮断するためにヘッドフォンを使用する小学校が増えているそうです。
多くの子どもたちも、ヘッドホンを使用していると、
ヘッドホンを作成している会社が話しています。
着用すると集中できていい!という子どもたちの感想もあり。
専門家の声:
ヘッドフォンは集中力を高めるのに役立つが、
あまり頻繁に使用すべきではない。
ヘッドホンにばかり慣れてしまってうまく機能しなくなるという見解です。
子どもたちへのアンケート:教室で騒音に悩まされることがよくありますか?
子どもたちの回答内容は、
YES 62%
NO 38%
となっていました。
(5/30現在 12,092 票回答 )
子どもたちのコメントを見ると、
先生がいなくなったら、うるさい!とか、
生の声が見れてとても興味深いです。
次男は、この騒音が1つ教室に入れない原因です。
うるさすぎるのと、変に静かすぎるという
この2つの状況が、車酔いのごとく酔ってしまい、
気持ち悪くなってくるんだそう。
なるほど、そういう感じに表現するのか・・・と思っています。
彼も、ヘッドホンを持っていて、学校に持って行った時期もありますが、
教室では使用していません。
上の記事にもありましたら、
必要な音が聞こえてなくなってしまうことと、
「自分だけ」という状況も気持ちが悪くなるんだそう。
学校で、この音と騒音について相談しても、
それが当たり前でしょ?普通でしょ?という感じで、
こちらが困っているということがなかなか伝わらないんです。
そして、専門家の見解には、同感です。
音をすべて消して生活することは、人がいる社会で生活するには、無理に等しいから。
どちらかではなく、バランスを考えながらのサポートになっていくのかなぁ。
社会で生きていく力を育くむという軸は、
すごく明確に存在しているオランダの教育現場だけに、
このあたりのバランスをどう取りながら、騒音問題、ヘッドホンという道具と学校生活、
どのように課題解決していくのか。
どんどん解決して前に進んでいく国だから、
次にいったころには、このテーマ過去のものになってるかもね^^;
(すでにシステム化や環境の新しいデザイン化とかされて)
本当に興味深いし、次にオランダに行ったときに、対話したいテーマが、
どんどん増えていく(笑)
オランダの子どもニュースと、子どもが実際に声をあげられるアンケート、
すごくいいなと思っています。
日本でも、てきないかぁ。
子どもの生の声が、こうやって見える何か。
※余談
YouTube内の授業中の様子、ぜひご覧ください^^
教室のデザイン(集中できるための壁がある机のデザイン)や、
普通に電卓を使って計算したりとか、
いろんな視点で面白いと思います^^