視察日:2015年9月8日(火)
視察先:Het Amsterdams Lyceum視察(オランダで最も歴史のある中学・高校(Lyceumリセイアム)
1917に設立された、オランダで最も歴史があるリセイアムです。
現在の生徒は1086人 (理想は700~800人くらい)
6年コースがある学校です。(大学進学をめざせる学校)
※VWO(Voorbereidend wetenschappelijk onderwijs, 英:”preparatory scholarly education”)とは、12-18歳の年齢を対象とする6年過程の高等教育準備機関。大学進学教育を行っている学校。
学校の紹介
学校の授業以外にも 、クラブ・キャンプ・演劇を交換留学もあります。
演劇は、市の劇場でやったりします。(2週間に一度の演劇クラスがある)
語学にとても力をいれています。
オランダは小さな国なので、他の国の言葉がつかえないと大変です。
言葉だけではなく、文化なども学びます。
※フランス語、ドイツ語、英語は必須
2年目から、ラテン語とギリシャ語を学ぶかどうか選び、クラスに分かれます。
ギリシャ語とラテン語を選んだ生徒たちは、他の言語や教科に加えて、この2つの言語も学ぶことになります。
科学教育にもとても力をいれてます。
郊外のカントリーハウスに行って、オリエンテーションをしています。
いくつかのクラブもあります。
学校の様子
ホールでオリエンテーション中
科目ごとのフロアーになっているのですが、いたるところに歴史を感じます。
サイエンスの授業(5・6年生)
授業中の様子
カフェがありました。
図書館
クラブ活動ができる池がありました。
視察の感想
一番印象的だったのは、
「どこの小学校から来ているのか、わからない」
と校長先生がおっしゃったことです。
小学校はいろんな教育手法の学校があるので、
子どもたちの落ち着きや、習慣など、違いがあるのでは?と思ったので、
「何か違いはありますか?」と、質問させていただいたのですが・・・
先生曰く、どこから来てもかわらない。とのことでした。
6年コースがある学校なので、
学力のレベルや学習意欲がよりある子どもたちが集まってくる学校だからこそ、
より「わからない」のかもしれませんが。
どの手法で教育を受けたとしても、次のステップに影響がないというのは、
大事な視点だなと感じた瞬間でした。
学校の歴史があるということは、こんな重厚感があるんだ!と、とても驚きました。
建物が持つ空気感というか・・・・。
学校の中を歩いているのに、博物館の中にいる気分になる。
いたるところで歴史を感じる、本当にそんな場所でした。
授業で得られる知識や教養だけではない、
肌で感じるというか五感で届く知識や情報が
きっとあるだろうなと感じた時間でもありました。
素晴らしい体験とご縁に感謝です。