【オランダ視察編】特別養護学校(2015年9月9日)

視察日:2015年9月9日
視察先:VierTaal特別養護学校

言語の一部が手話の学校。(聴覚障害の学校でもあるそうです。)
「耳」というテーマで生徒がつくったオブジェだそうです!

■自分というテーマの授業

自分のことを鏡で見ながら、自分を表現する授業だそうです。
できた子は、違う課題をやっていました^^

スナックと飲み物を入れる場所。

1週間を覚える視覚シート。
聴覚障害の子も通っている学校なので手話表記になっています。

 

自分の活動を意思表示するボードは、この学校にもありました。
学校の種類関係なく、どの学校に行っても基本のデザインが同じだと言っていました。
途中が学校を変わることになっても、子どもたちも安心なデザインですね。

こちらも手話だ!

こちらにもあったコミュニケーションの信号^^
今は「オレンジ」の時間だそうです。

残り時間が目で見てわかる時計^^
視覚ツールが、本当にたくさん使われています。

■体育の授業

体育の授業は、体育専門の先生が来られて担当するそうです。
学校の体育館のような場所で行われていました。

まずは、ウォームアップ!楽しそう^^

アクティビティーのデモンストレーションを先生が行います。
3グループに分かれて、それぞれ違うアクティビティに取り組むそうです。
時間が来たら、次のアクティビティへと移動して、全部のアクティビティを体験する流れになっています。

ちなみに整列とか、並び方は決まっていなくて・・・

「先生の説明が聞こえるところで、lineに触れて座ること」
とだけ、指示がありました!

オランダの、この制限と自由のバランスの絶妙さに唸る~~~。
ちゃんと、自分で考える余地が、どんな瞬間でもある!!!

先生は2人ペアでって説明したけど、5人チーム・・・
あれこれ悩んで、2人と3人のチームで取り組んでいました。
先生には特に確認せず、自分たちで考えて相談して取り組んでいました。

一人の子が、跳び箱に激突してしまいました。
どうやら足の可動域が小さいみたいでした。

先生が、まずできる方法を考えようと話しているのが聞こえてきました。
先生が決めた方法ではなく、そのまんまの自分でできる方法でまずやろうと、話しています。

そして、段差を小さくするアイディアでやってみることになりました。
跳び箱に激突した子は、みんなと同じにやりたいと言っていたのですが、
先生が「まずはできる方法でやって、できたら、次の方法でやろう」と促していました。

■音楽の授業にて

音楽の授業はクラスで行われていました。
見学させていただいたクラスは、音階を体を使って表現しながら、
音を体で楽しむ授業でした。

音にあわせて、しゃがんだりするので、子どもたちすごい運動・・・笑

一番低い度は、しゃがんで表現。
そこから一音ずつあがることにあわせて、体と手の位置が変わる^^

思わず体が動いちゃう、音楽の授業でした!

■一斉授業

一斉授業中でした。
先生の声がきちんと聞こえるようにする機械が一人一台ずつ、
国の補助で配布されているそうです。
(写真の黒い機械)

一人一人の聞こえに合わせて、ストレスなく学べるようにサポートされているそうです。

学習管理シート。1週間の自分の自学習を管理するシートだそうです。

■小グループでの授業

教員養成大学の学生さんがいました!

小グループで授業を見る・・
先日、教員養成大学の視察で教えてもらったことが、目の前に!!

■様々な教材

学校に様々な教材が置いてあるそうです。
その教材の中で、何を使うかは、先生が決めていくそうです。
クラスの中でも、子どもたちのレベルによって、それぞれにあう教材を渡すそうです。

■おまけ

トイレに貼ってあった、このポスター!
めちゃくちゃかわいくないですか?

ちゃんと「身だしなみチェック」が入っている!!!

いろんな部分で驚きがたくさんあるオランダの学校^^

素敵なご縁と、貴重なお時間、ありがとうございました!