オランダ政府が、奴隷制度について謝罪した(今日のオランダ子どもニュースより)

人生まるごとアップデートコーチ、木村祐理です。

今日のオランダ子どもニュース(NOS jeugdjournaal)より、記事をピックアップ!!!

※オランダには、子どもニュースがあり、子どもたちはそれをよく見ています。)

 

今日の木村祐理チョイスは2つ。

どちらとも、オランダと奴隷制度の話についてです。

 

1つめの記事。

「Regering zegt sorry voor slavernij: ‘Miljoenen mensen is leed aangedaan’(政府は奴隷制度に申し訳ないと言う)」

 

オランダ政府が、「自分たちは間違っていた」と謝罪しました。

歴史的なことだと、記事にかかれています。

9月に、ルッテ首相がスリナムを訪れ対話を行い、他にも直接国を訪れて対話を行ってきています。

来年は奴隷制廃止150周年ということもあり、スリナムの人々は、政府が謝罪することを望んでいました。

それらを踏まえて、今回の謝罪に至っているんですよね。

 

↓↓↓

https://jeugdjournaal.nl/artikel/2457061-regering-zegt-sorry-voor-slavernij-miljoenen-mensen-is-leed-aangedaan.html

 

もうひとつの記事は、

「De voorouders van Kymani waren tot slaaf gemaakten(Kymani さん(12歳)の祖先は、奴隷だった)」

 

という記事です。

12歳のKymani さんの家族は、スリナム出身で、

最近、彼は自分の祖先も過去に奴隷にされていたことを知ったそうです。

 

 Kymani さん自身、スリナムの歴史は知らなかったけれど、

自分の家族の歴史を調べることに取り組み、彼の祖先が奴隷だったことを知りました。

 

彼の祖先は奴隷時代に、プランテーションで働かされていたそうです。

 

↓↓↓

https://jeugdjournaal.nl/artikel/2457039-de-voorouders-van-kymani-waren-tot-slaaf-gemaakten.html

 

※ご参考①

17世紀から、オランダ人はアフリカ諸国に行き、そこで彼らは人々を奴隷にしました。オランダ人はこれらの人々に大変な仕事を強要し、虐待も行いました。オランダ人はこれらで大金を稼いだ歴史があります。

 

※ご参考②

スリナム・・・スリナム共和国(スリナムきょうわこく、オランダ語: Republiek Suriname)、通称スリナムは、南アメリカの北東部に位置する共和制国家。スリナムはかつてはオランダ領ギアナとして知られており、南北アメリカの独立国家では唯一のオランダ語圏でもある[3]。南部にはギアナ高地につながる山地があり、面積、人口共に南アメリカで最小の独立国である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

※ご参考③

プランテーション・・・プランテーションとは近代植民地制度の一環として始まった大規模農園。主に欧米諸国が、植民地にしていた国々で自国に輸出することを目的とした作物を栽培する為に開発した規模農園のこと。

 

オランダの子どもニュースには、いつも考えさせられます。

そして、自分が自分の住んでいる世界について、知らないことばかりだと感じます。