【進路選択:高校編】自由さがある国、日本にいるからこそ。

進路選択。人生に何度かやってくる自分で選び、自分で決めるタイミング。
自分の人生を自分で決めるって、素敵なことですよね。
何より、自由さがあるからこそ、選ぶことができるのだから。

その自由さ。
実は、日本の特徴なんじゃないかな。
教育に関して、かなり自由さがあるところだと思います。

※経済的な条件などで、実行できるか、実行するかは別問題として、
誰にでも選ぶ自由さが存在している国です。

就職のタイミングになるまで、
自分が何をやりたいのか、どうしたいのかを先延ばしにしても、
学び続けることができる、どうにかなる。
そんな国ですからね。
(これが、いいかわかるいかは、わかりません)

ちなみにオランダは、12歳(初等教育卒業のタイミング)で、
大きな進路の方向性が決まります。
の後の方向性は、大きくわけると2つの方向性。

1つは、大学進学の方向(全体の2、3割程度)
1つは、それ以外で職業訓練のような方向(全体の7、8割程度)

途中で変えていくことの可能ですが、
大きな方向性は、12歳、日本の小学校卒業のタイミングで決まります。

※ちなみに、大きな方向性や先生が示すと言われています。
(日本のように、すべて自分では選べない)

日本は、同じようなことを選ぶタイミングが、
高校を選ぶタイミングか、
高校以降の進路を選ぶタイミングか、
大学や専門学校を卒業するミング(就職のタイミング)ですよね。

それが許されている国が、日本なんだと、オランダの教育と社会と行き来しながら、
探究してきてわかったことです。

そんな自分の人生の方向性を、
かなり自由に決めることができる国、日本。

そしてそれに伴う教育機関の自由度も、教育機関の種類も多様な日本。
(教育ビジネスが大きな産業だったこともあると思います。これからは、子どもの人数が減ってくるので変わってくると思うけど。)

自由さがある日本にいるんだから、
この自由さを謳歌しちゃえばいいんではないでしょうか。

※義務教育終了後の進路選びというのは、自由度と選択肢の多さがぐんとあがります。
義務教育期間も多いですが、義務教育という部分を考えると、【自由】への理解と捉え方が難しいので、
ここでは、義務教育終了後の話をしたいと思います。

義務教育以降の進路選択は、自分の内側と深くつながることができるタイミングです。

どんなことをしたいのか
どうしていきたいのか
どんなことに興味があるのか
どんな学び方をしたいのか
どんな学びを深めていきたいのか
どんな仕事に興味を持っているのか
自分の時間をどんな風に、どうやって過ごしていきたいのか

自分が自分のために選ぶことができるタイミング。
自己分析と自己理解を深めることができれば、
この進路選択を通じて、自分の足元と中心を定めていくことに繋がります。

・どんな学び方が楽しく学べたか/自分にあわない学び方はどんなものだったか
・どんな学びや体験が夢中になれたか/自分がやってみて興味がわかなかったものは何か
・どんな「行動」の時に自分がわくわくしたか/どんな「行動」の時、自分のわくわくは動かなかったか
・自分がどんな時間の過ごし方で1日を過ごせると幸せか(やることとやりたいことのバランス)
・自分がやってみたいことはどんなことがあるか
・どんな仕事に興味があるか
・どんな分野に心が惹かれるか
・自分が自分で在るために、どんな時間が必要か
・自分の喜びは、どんな瞬間に感じるか
・夢中になった体験はどんな体験があるか
・どんな人と共に過ごすとリラックスできたか
・どんな人は自分が自分でいれなくなるか

などなど。
一度立ち止まってみて、
学生生活、日常生活を振り返っていくと、
「自分のカケラ」がぽつりぽつりと、見つかってくると思います。
※わかりやすい答えじゃなく「カケラ!!!」

また日常を振り返ることと同時に、
いろんな学校、進学先、選択肢に触れてみることを通じて、
同様のことができます。

・学校のサイト
・いろんな学校の現役高校生のYoutubeチャンネル(リアルな学校生活が感じられるしね)
・いろんな大人の働き方・生き方に触れてみる(ポイントは、多様であればあるほど良し。同じスタイルの人ばかりだと偏ります。)

子どもは、そこまで世界が広くないので、
(自分で広げられる子ももちろんいますが、一握りです。)
大人が選択肢や世界を広げたり、情報をシェアしたり、一緒に眺めたりしつつ、
適度に提案してあげるといいと思います。

世界を広がるいくつかのやり方をシェアしてあげると、
コツを掴んだ子は、自分で世界を広げることができるようになるし。

その体験の先に、自分なりのやり方や出会い方をオモイツクことにも繋がります。

だから、遠慮なく、関わってあげてくださいね。
ただし、情報のシェアと、提案にとどめることを心にとめておくが、ポイントです。

自分のペースで考えて
自分のペースで感じて
自分のペースで味わって
自分のペースで迷って
自分のペースで混乱して
自分のペースでワクワクして

子どもたちが安心して自由に自分とふれあい出会う
時間とスペースは邪魔しないこと^^

それらを通じて自分でじっくり自分を固めていくサポートは、
子どもの大きな力になります。

自分を知り、自分で決めていくために、
必要なサポートってあるからね。

地元の公立・私立高校以外の選択肢は、次の記事にまとめるので、
よかったら参考にしてみてくださいね!

かみんぐすーん(笑)