Day 1|ユトレヒトで仲本かなさんのお話会&オランダ教育の現場体験

11月2日(日)。旅のはじまりは、16時のユトレヒト・セントラル駅集合からです。
長い移動を経て、参加者のみなさんが一人ひとり無事に到着され、無事に集合できたことに拍手👏
5日間の現地視察がはじまりました!

チェックインミーティング&仲本かなさんのお話会

集合後は、そのまま仲本かなさんのお話会の会場へ移動し、まずはチェックインミーティング。
オンラインで顔を合わせていたとはいえ、やっぱり“はじめて”は少しドキドキ。
あらためて、お互いのことを知る時間です。

かなさんは、オランダで教員養成大学を卒業し、現地の小学校で教壇に立ち続けてこられた現役の先生。
そして現在も中等・成人教育の教員養成課程に在学中です。
私の視察プログラムでも長くお世話になっている、信頼厚い方です。今回は少し違う形でご一緒でき、心から嬉しく思いました。

現場のリアルを体験

かなさんのお話は、すべて現場に根ざした深い内容でした。主なポイントは次の通りです。

  • 10人に1人のコーチがつく教員養成制度
  • 入学直後から始まる教育実習
  • 子どもに合わせた支援と学びのデザイン
  • 安心をつくるための明確なルールづくり
  • 遅刻や義務教育に対する厳しさ
  • スマホ禁止や睡眠時間の文化(小学生は19時就寝)

参加者の質問にも、かなさんは一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
経験や視点、研究、子育ての実感が織り交ぜられた言葉は、どれも確かな体温を感じさせ、深く引き込まれる時間となりました。

教育観の違いが思考を揺らす

オランダ教育で大切にしている考え方のひとつは、いじめへの向き合い方です。

  • なるべく早く芽をつむ
  • 芽が出にくい土壌をつくる

また、教師の在り方についても大切な視点があります。
自分を高めることができる人は、子どもも高めることができる
大人の姿勢そのものが、学びの場をつくり、子どもたちの可能性を広げます。

こうした視点がいくつも示され、初日にして旅のテーマである
“自分と出会うスタディージャーニー”が静かに動き始めたようでした。

お話会のあとは自由時間

18時半にお話会が終わると、自由時間。
参加者同士で夕食をとったり、買い出しへ出かけたりしました。

同じ時間を過ごすうちに自然と距離がほどけ、
ゆるやかな安心がひらいていくのを感じました。
どんなチームになっていくのでしょうか。

明日の視察に向けて、心も体も準備万端です。

▶️ オランダ教育視察プログラム2025 出発ページはこちら から、私たちの旅の全体像や今後の予定をご覧いただけます。