今日は、石川尚子さんとオンラインでトークライブを行いました。
テーマは「オランダ視察、その後」です。
まず、教育や対話、人間関係について、ゆるゆると語り合う30分となりました。
雑談のようでいて、実はとても本質的な時間でした。
こういう場から、大切な気づきは生まれるのだと、改めて感じています。
それぞれの「今」から始まった対話
ライブの冒頭では、お互いの近況から話が始まりました。
尚子さんからは、札幌での災害対応についての話がありました。
交通機関が混乱する中での移動や、現場での判断の難しさ。
その一つひとつが、現実の重みとして伝わってきました。
一方で、私は1月以降の教育関係の仕事やフリースクールでの活動を振り返りました。
そして、オランダの教育イベントから約3か月が経ったことにも触れました。
そろそろ立ち止まり、振り返るタイミングだと感じていたからです。
出来事は異なります。
しかし、「人と人が関わる現場で何が起きているのか」という問いは、共通していました。
オランダの教育現場で感じたこと
次に、話題は自然とオランダの教育現場へと移っていきました。
印象的だったのは、尚子さんの言葉です。
「目的が明確であれば、方法は一つでなくていい」。
オランダでは、意見が違うことが前提にあります。
それは対立ではなく、当たり前のことです。
そして、対話は説得ではなく、すり合わせ。
この文化が、教育現場にも自然に根付いています。
日本の教育現場を思い浮かべながら、話は続きました。
もっと柔らかい空気があってもいいのではないか。
制服やルールへの違和感も、安心して語れる場が必要なのではないか。
そんな問いが、静かに共有されていきました。
対話と感情の扱い方について
ここから、感情との付き合い方が大きなテーマになりました。
オランダでは、感情が高ぶったときに距離を取ることが大切にされています。
いわゆる「クールダウン」の文化です。
すぐに結論を出さない。
対立構造をつくらない。
落ち着いてから対話を始める。
だからこそ、人間関係を壊さずに続けることができます。
これは弱さではなく、成熟した知恵だと感じています。
尚子さんの
「不平不満で人を動かそうとするのを、やめようと思った」
という言葉も、心に残りました。
感情が暴走すると、問題は増えていきます。
しかし、感情を丁寧に扱えたとき、解決への道筋が見えてきます。
不登校や学校の課題は、国を越えて共通する
また、オランダと日本の学校についても話が及びました。
不登校や学校の課題は、日本特有の問題ではありません。
国を越えて共通するテーマです。
コロナ前後での学校の変化。
子どもたちの成熟度。
規則への向き合い方。
その一方で、時代や世代そのものが抱える影響も無視できません。
子どもだけの問題でも、家庭だけの問題でもない。
社会全体の構造として捉える必要があります。
この点については、二人の認識が自然と重なりました。
次につながる時間として
最後に、2月8日に大阪で開催予定のイベントについても少し触れました。
このライブは、オンラインで完結するものではありません。
リアルな場へ、次の学びへと続いていきます。
オランダの教育を、知識として学ぶだけではなく。
自分自身の在り方や、関係性の築き方を問い直す時間として。
そんな場を、これからも大切にしていきたいと思います。
ゆるゆる話していたはずなのに、
振り返ると、ずいぶん深いところまで行っていました。
改めて、ご一緒くださった尚子さん、
そして聴いてくださった皆さんに、心から感謝します。
また続きを話しましょう。
次は、どんな気づきに辿り着くのか。
それも、楽しみにしています。
