子どもの声を、聞いただけで終わらせないために

2025年3月、地域コミュニティ主催で、地域の子どもたちを対象に「子どもの声アンケート」を実施しました。

子どもたちは、地域のことをどう感じているのか。
どんな場所が好きで、どんな地域になったらうれしいと思っているのか。

子どもたち自身の声を聞き、これからの地域づくりに生かしていくためのアンケートです。

実施からずいぶん時間がかかってしまいましたが、今回、寄せられた声をあらためて整理し、教育行政へ届けるための報告書にまとめました。

アンケートを取って、終わりにしない

子どもたちに意見を聞く取り組みは、少しずつ増えています。

でも、大切なのは、アンケートを実施することだけではありません。

聞かせてもらった声を、誰が受け取り、どこへ届け、どのように検討していくのか。

そして、検討したことを、どのように子どもたちへ返していくのか。

そこまでつながって、初めて「子どもの声を聞いた」と言えるのではないかと思っています。

子どもたちの声は、大切な預かりもの

今回の報告書を作成するにあたり、回答内容や数値を一つずつ確認し、伝え方も慎重に整理しました。

子どもたちの声は、大人が自由に使ってよいものではありません。

一人ひとりの思いや日常が含まれている、大切な預かりものです。

今回のアンケートは、結果の公開を前提として実施したものではありません。

そのため、この記事では、具体的な設問や回答内容、数値、自由回答などは掲載しません。

公開できないから何もしない、ではなく、届けるべき相手へ、適切な形で届ける。

今回は、そのための報告書としてまとめました。

教育長からいただいた「持っておいで」の言葉

以前、教育長とお会いした際に、このアンケートについてお話しする機会がありました。

そのときに、

「まとめたら、持っておいで」

と声をかけていただきました。

ありがたい言葉でした。

子どもたちから預かった声を、教育行政へ直接届ける機会をいただけたこと。

そして、その声を受け取ろうとしてくださったこと。

その言葉にも背中を押していただき、ようやく報告書として形にすることができました。

完成した報告書は、来週、教育長へ直接お届けする予定です。

今年度の「こどもの声アンケート」も実施中です

そして現在、今年度の「こどもの声アンケート」も実施しています。

今年度は、実施前から複数の団体へ趣旨を共有し、集まった声を、たくさんの大人の力で形にしていけるように準備しています。

アンケートを取って終わるのではなく、その先へつなげられるように。

今年度分は、8月中に回答を回収する予定です。

声が集まり次第、一つひとつ大切に受け取り、整理していきたいと思っています。

一つずつ改善して、次へ

正直に言えば、すべてがイメージどおりに進んでいるわけではありません。

うまくできないことも、思っていたように進まないことも、たくさんあります。

もっと準備しておけばよかったこと。
やってみて初めて気づいたこと。
次は変えたいと思っていること。

いろいろあります。

でも、最初からうまくいくことなんて、ほとんどないもんね。

だからこそ、やって終わりにせず、きちんと検証して、次に生かす。

一つずつ改善して、次へ進む。

時間はかかってしまうけれど、その時にできる最善の形にしていきたいと思っています。

また報告書を作っているなあ、と自分でも思いますが(笑)、まとめて、検証して、言葉にすることで、次に見えてくるものもあります。

次は、オープンデータにできるように

次回アンケートを実施する際には、個人情報を守りながら、結果をオープンデータとして活用できるように、事前の説明や公開範囲、回答の取り扱いまで、綿密に準備したいと考えています。

子どもたちの声を守ること。

そして、その声を地域全体で生かせるようにすること。

その両方を大切にできる仕組みにしていきたいです。

コミュニティだからこそできることを、着実に

行政でも、学校でもない。

地域コミュニティだからこそ、できることがあると思っています。

学校、行政、地域の団体、地域で暮らす大人たちをつなぐこと。

子どもたちの声を受け取り、必要な場所へ届けること。

すぐに大きなことはできなくても、一つずつ実践を積み重ねていくこと。

そして、この動きがきちんと機能するならば、いつか他の地域のみなさんとも、一緒に実践していけたらいいなと思っています。

それぞれの地域で同じような取り組みができれば、池田で暮らす小中学生の声に、地域による偏りなく、まんべんなく耳を傾けることができます。

子どもの声を聞く。

地域で受け取る。

必要な場所へ届ける。

たくさんの大人で考え、できることを形にする。

そして、その結果を子どもたちへ返していく。

そんな流れと設計を、少しずつ整えていけたらいいな。

そう思う、今日この頃です。

まずは来週。

2025年3月に子どもたちから預かった声を、教育長へしっかりと届けてきます。