Day 4|10歳からの中等教育とオランダの暮らし・教育文化を体感した一日

Day 4|10歳からの中等教育とオランダの暮らし・教育文化を体感した一日

朝の集合とチェックイン

11月5日(水)、まだ薄暗い7時にユトレヒト駅に集合。参加者それぞれが今日の自分の状態をシェアしながら、心と体、頭を整える大切なチェックインの時間です。このひとときが、学校訪問での学びをより深くする準備になります。

ユトレヒトの中等教育学校訪問

10歳から入学可能な中等教育学校に到着し、日本語堪能なGerritさんにご案内いただきました!

  • 職員全体会議では、学校のビジョンや目標について説明
  • 部門別会議では、アカデミー10に関するプレゼン、vmbo/havo/vwoの違いやコーチングの仕組みを学ぶ
  • 授業見学では、デートスタート(ホームルームのような時間)や哲学の授業を体験
  • 生徒たちは「どうしたらいいの?」「自分で決めないといけないの?」など、リアルな声も聴けました

授業内容だけでなく、教師と生徒の関わり方や学びの進め方に触れ、教育の哲学が日常にどう生きているかを実感しました。

  

学校の特徴

    • 個々の学習を尊重しつつ、グループ学習も重視
    • 大きな問い(Grote vragen)に基づいた探究型教育
    • 先生は120名、若手が多く、クラス担任は2名制で役割分担
    • 生徒は10歳から入学、学年の幅がある
    • 教材や評価は柔軟で、興味関心に応じた学習を展開

  

午後のお話会:ヴァンブーレン真美さん

午後は、オランダ在住8年目、教育と異文化交流の視点を持つ子育てママ、ヴァンブーレン真美さん(Mami van Buren)のお話会。
「何か質問はありますか?」というオランダ方式で、お話会はスタート!
みなさんの積極的な質問で、いろんな話題に触れる時間となりました。

印象的だったポイント:

  • 出産後はたった3時間で退院。その後、家に出産のお世話をしてくれる専門職「クランゾル」が訪れること
  • 正社員・パートの区別はなく、即戦力が求められることが多い
  • 学校行事や子育てへの親の関わり方、オランダならではの柔軟な教育・子育て文化
  • 半径1キロ以内に学校4校、2キロ以内に6校あるなど、教育環境が身近にあること

素敵な時間、真美さんありがとうございました!

まとめと振り返り

視察だけではわからない、暮らしや文化の学びが深まる一日でした。学校やお話会での気づきを通じ、教育の仕組みだけでなく、日常に息づく価値観や文化に触れることができました。

学校の詳しいレポやお話会の詳細は、別記事でまとめて公開予定です。どうぞお楽しみに!

ブログよりさらに詳しい視察の内容や学びのポイントは、こちらのノートでご覧いただけます。
👉 Day 4|10歳から始まる中等教育と、暮らしに根づく教育文化(note版)

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