6月15日に開催した、石川尚子さんとのコラボイベント
「子どもの幸福度 世界一の国から学ぶ
~オランダ流!実践型コーチング教育 in 大阪~」
無事に終了いたしました!
関西だけでなく、九州や中部など、遠方からもたくさんの方にご参加いただきました。
最新のオランダ教育と、その実践型コーチングを体験していただける贅沢な時間になりました。
まずは、当日の様子をレポートする前に…
参加者のみなさまから届いたお声を、一部ご紹介します。
「対話(感想や評価を伝えるのではなく、さらに質問を投げかけていく)の大切さを感じました。」
― 参加者Aさん
「幸せに生きることが一番大切だよねーと、普通に話せる社会にしていきたいと思いました。」
― 参加者Bさん
「オランダの教育の最上位の目標が国として「子どもの幸せ」だとはっきりさせている事。とっても勇気が出ました!」
― 参加者Cさん
第1部:最新のオランダ教育現場レポート&対話セッション
1部はオランダの教育現場についてご紹介。
2025年2月にオランダを視察された石川尚子さんのレポートに、私からの解説を添えて、
最新の教育の風景と、現地で感じた「コーチングの視点」を皆さまにお届けしました。
現地の教育は、やはり進化し続けている!
“コーチング中心”だった流れに、あえて“ティーチング”も組み合わせていくという柔軟な変化…
多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが共に学ぶ中で、あえて「教える」必要がある部分も見えてきたようです。
計画→実践→検証→改善
このサイクルをシンプルかつ高速で回していく、オランダらしい実践力。
教育における「今」と「ビジョン」が地続きであることを、あらためて実感しました。
尚子さんの丁寧なご説明に加えて、今回も、みなさんとの対話形式での進行しました。
参加者のみなさんの反応からも、日本との教育観の違いや、
「人を尊重する社会」への驚きの声が多く寄せられました。
1部終了後も、あちこちで対話が続き…
この場のエネルギーの高さを感じるひとときでした!
第2部:体験!オランダ流 実践型コーチングセッション
後半の第2部は、アウトプットメインの体験パート。
ここからは、実際に「オランダ流コーチング教育」の本質を体感していただく時間です。
尚子さんと私がオランダの教員養成機関で実際に見て、体験してきたプログラムをベースに、
そのままの空気感を日本に持ち込んだもの。
まずはサークルになって対話の時間です。
「自己紹介」「今日はどんな目的で参加したのか?」からスタート!
自分の“現在地”と仲間とを感じる、静かで大切な時間。
続いて、教員養成カリキュラムの概要をお伝えしつつ、本格的な探究とコーチング体験へ。
この日も中心の問いは――
「あなたはどんな〇〇でありたいですか?」
このシンプルな問いからはじまるコーチング。
自己省察からペアでのコーチング、全体でのシェア…。
それぞれのペースで、自分の“在り方”にじっくり向き合う時間となりました。
「教えない」ことの力、「探究する」ことの豊かさ
驚くのは、コーチングのやり方を説明していなくても、みなさんが自然にコーチングを始めていくこと。
やり方ではなく、まず“在り方”を探究することで、やり方が立ち上がってくる。
これはまさに、オランダで見てきた「教育の本質」そのものです。
誰にも邪魔されないからこそ、自分の内側から引き出されてくる”いろんな自分”
教えないことのパワー
外から邪魔しないことのパワー
この場にいるだけで、それを体感していただけたのではないかと思います。
最後の振り返り対話が盛り上がり、たくさんの気づきと余韻を残して終了となりました。
ご参加いただいた皆さまへ
2部にわたる講座、積極的にご参加くださり本当にありがとうございました!
これからも、オランダ流コーチングの風を、日本に届け続けていきます。
そして、いつも阿吽の呼吸でこの場を一緒に創ってくださる石川尚子さん、
今回も最高の時間をありがとうございました。