【オランダ視察編】シュタイナー教育の小学校(2015年9月9日)

視察日:2015年9月9日
視察先: De Vrije School Zaanstreek視察(アムステルダム郊外にあるシュタイナー教育の小学校)

ご縁いただき、視察に行きました!

シュタイナー教育とは・・・
ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育。教育という営みは、子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」であると考えられている。その思想と実践は、シュタイナーが創設した人間が自らの叡智で人間であることを見出すという神秘的学説・人智学(アントロポゾフィー)によって支えられている。独自のシステムで養成された教師により行われ、教員の法的立場は国や修了した養成組織によりそれぞれ異なっている。カリキュラムや授業内容も公的なものとは異なっており、独特の芸術教育などが知られる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シュタイナーの教育理念➕オランダの教育を反映させている

※学内の写真撮影が禁止だったため、文字のみの紹介となりますm(__)m

学校の紹介

社会性と創造性の教育の場です。

目標はあるけれど、遊びながら学んでいきまうs。

勉強をしたい時、7歳に勉強スタートします。

同学年の学級で、3年間同じ担任の先生です。

達成目標を達成するための方法は、シュタイナーメゾットでアプローチします。

朝は先生と、あいさつ、握手。
信頼の構築のために行います。

1クラスは30名

保護者が作るスクールです。

季節を 音、リズムで学び、表現や感受性を大切にしていきます。

水曜日だけ、父兄がピアノをひきます。

コンピューターは 、ほとんどないが、高学年になったら使います。

現実の世界を経験する

先生が素敵なことをした子どもに、しっかり関わります。

・悪いことをしたら先生の注意が向く
・いいことをしたら先生の注意が向く

子どもたちを、どちらに目を向けさせたいのかを気を付けています。

先生がモデルで在ることを意識しています。

シュタイナー教育の先生になるには、オランダの教員養成の他に、
シュタイナーの理論を学ぶ必要があります。

先生の人間的な素質がとても大切です。

芸術と算数を同時に学びます。
(数の練習をしている途中で、歌を歌っていました!)

先生と子どもは、お互いを尊敬している関係です。

先生の成長、子どもの成長、ともに同じです。

小さな時から、先生がコーチングの関わりをすることで、
いじめまで、大きくならないのです。

いじめが起こらない、環境つくりを大切にしています。

(大切にしていること)
・今の自分を 大事にする
・自然と社会との関係をもつ
・10歳までは、現実をしっかり扱うこと

芸術を通して得る幸福感がとても大切だと思っています。

子どもたちは、6年生の大学に進む子どもも多いです。
・家庭環境の影響
・親が高学歴の場合が多い

これらの影響が大きいかとは思います。

視察の感想

当たり前ですが、シュタイナーの理念が溢れた学校でした。
季節のコーナー、学校内に流れる音楽。
教室に、楽器が当たり前にあって、
算数の授業なのに、先生がギターで音楽を奏でる。
オイリュトミーの時間も、まさに。
音楽と共に学びや動きが広がる空間。
シュタイナーの世界が、そこにはありました。

集まってくださった方が、保護者の方たちで、それも驚きました。
学校運営に、保護者のみなさんが関わっている。
最初にご説明いただいた通り、保護者のみなさんが学校を創っておられました。

学校によって、手法は違う。
すべて、同じ教育指導要領に基づいて教育が行われている
オランダの学校。

オランダの教育の多様性!!!!
本当に、学校の数だけ、違いがある!!!!

素敵なご縁と、貴重なお時間、ありがとうございました!