【万博レポ⑮】ラスト万博。風景と空気を、心に焼きつけて

【万博レポ⑮】ラスト万博。風景と空気を、心に焼きつけて

参戦日:2025年10月1日(水)
滞在時間:10:25~19:30
入退場:入場/西ゲート 退場/東ゲート
事前&当日予約:なし

とうとう来てしまった、ラスト@14回目の万博。
最後にもう一度イタリア館に行けたら…と思っていたけれど、10時半の時点で待ち時間はなんと5時間超え。
「行っていない海外パビリオンに行こうかな」とも思ったけれど、今までパビリオン中心で回ってきて、見ていない場所や食べていないものもたくさん。

だから今日は――
「パビリオンではなく、万博の風景と雰囲気を満喫しよう♪」
と決めて、いろんな瞬間を心に焼きつけた一日になりました。

🌿 レイガーデンエリア

お昼ご飯は、レイガーデン横のベンチで。海と大屋根リングを眺めながら食べるランチは、なんて幸せな時間だったことか。

気になっていたレイガーデン屋上にも、てくてく歩いて上ってみました。お天気にも恵まれて、本当に美しい眺め…!

🇵🇱 ポーランドパレード

「ちゃんとパレードを見てみたい!」と思い、大屋根リングのベンチ下で30分前から待機。おかげで座ったまま、なんともゴージャスなパレードを堪能できました!

このあとレイガーデンで行われるイベントに出演する演者さんたちも衣装のまま参加していて、とても華やか。ナショナルデーのイベント(事前招待制)にも、いつか参加してみたかったなあ😿

🎶 ポップステージ

ステージ南:関西WEEK「伝統文化と現代との融合」
この日は「ライブペインティング&音楽&トークライブ」が開催中。DJさんが音楽をミックスして流してくれていて、レイガーデン周辺は常に音楽に包まれたような、CILLで心地いい空間でした。関西各地の紹介タイムもあり、地元ながら新しい発見も。

ステージ北:アゼルバイジャン
【アゼルバイジャンの伝統音楽の魅力】をテーマにしたステージをじっくり観覧。いつもは最後まで見られなかったので、今回はたっぷり堪能。歌も踊りも、とっても素敵でした!

🏺 ギャラリーEAST

関西WEEKの展示「現代の暮らしを彩る伝統的工芸品」へ。見て、触れられる工芸品の展示にフォトスポットも。

スタンプラリーが用意されていて、地域ごとの特産品や取り組みにも触れられました。景品は兵庫県のマスキングテープ!かわいくてうれしい♪関西に住んでいても、まだまだ知らない魅力がたくさんありますね。

 

🚿 ミライ人間洗濯機 洗浄体験

ヘルスケアパビリオン前のイベントで発見。人間洗濯機には入れないけれど、シャワータイプの体験をしてきました。「手」を洗浄してもらいながら、スタッフの方がいろんな話をしてくださって。技術の進化を肌で感じる、ワクワクする時間でした!

🍵 KYOTO FOOD EXPO

関西パビリオン多目的エリアで開催されていた期間限定イベント。この日は「お茶イベント」。体験コーナーや商品販売が並び、いろんなお茶を試飲させてもらえて、どれも本当に美味しかった!SPECIALお茶席体験も行われていて、参加はできなかったけれど見学だけでも楽しい時間に。生産者の方々の話を直接聞けて、とても興味深かったです。

☕ フェスティバルステーション

関西観光・エチオピアコーヒー体験・シニアe-sports大会など、にぎやかなエリア。私が立ち寄ったときは展示タイムで、みゃくみゃくを発見してパチリ📸。お土産コーナーは長蛇の列でした!

🌳 静けさの森

いつもは通り過ぎていたエリアを、今日はゆっくりお散歩。自然とアートが融合した空間で、心がすっと落ち着く時間。

オノ・ヨーコ『クラウド・ピース』
空の雫を集めるようなコンセプトで、見る角度によって映りこむ空や緑が変わる作品。快晴の空と美しい緑が閉じ込められたようで、まるで“空を見つめる瞳”のようでした✨

🍽 万博ごはんメモ

  • イタリア館テイクアウト
    ジェラート(ダブル/ピスタチオ&ティラミス) 800円
    → 念願のジェラート!「illy」のスティックコーヒーもいただき、幸せなひととき♡

  • フィリピン「HAIN」
    レチョン・ビサヤ(待ち時間30分)1,900円
    → カリッとしたポークフライに紫色のウベライス!美味しさに感動。

  • コロンビア「フアン・バルデス・カフェ」
    ネバドス(コーヒースムージー)1,080円
    → 香り高いコーヒーの風味が最高!大好きなお店。

  • マレーシア
    ロティーチャナイ 1,814円
    → 念願の一品。外パリ中もち!カレーも辛くなくて◎。生地をのばすパフォーマンスを見ながら待つ時間も楽しかった!

🌈 ラスト万博を終えて

平日でも人が多く、どれも行列。「限られた時間、何に並ぶ?」という問いの中で、私はパビリオンを手放し、“万博全体を味わう”ことを選びました。その選択が本当に良かった。パビリオンに入らなくても、こんなに楽しめる。移りゆく空の色、光るリング、世界の料理――どの瞬間も、美しく、心に残る景色でした。

「いい思い出で満たされた状態で帰ろう」そう決めて、19時半ごろに退散。ゲートや駅、国旗や空…たくさんのありがとうを胸に。開催に尽力してくださった皆さまに、心からの感謝を込めて。

🌍 私にとって万博とは

万博は、私にとって「自分の目で、世界を見て、聞いて、感じて、出会い、対話し、感じたい」という原点を思い出させてくれた場所でした。

コロナで海外視察の仕事を手放し、子どもの成長と共に活動の中心を地元へ。そんな今の私だからこそ見えた、世界とのつながり。「全部じゃなくてもいい、行きたいところへ行こう」そう思えるようになった。行けなかった国々のパビリオン――今度は、実際にその国々に行く私でありたい。そんな再決意とともに、私の万博は幕を閉じました。

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