子どもたちの時間は、待ってくれない。

子どもたちの時間は、待ってくれない。

最近、本当によく聞かれます。

「PTAもやってるよね?」
「地域活動も続けてるよね?」
「学校運営協議会も3校?」
「スマイルで働き始めたんだよね?」
「講演や研修もしてるよね?」
「オランダにも毎年行ってるよね?」
「え?今も自分の仕事も続けてるの?」

そして最後は決まって、

「なんでそんなにいろんなことをやってるの?」

確かに……。

私も、時々そう思います(笑)。

新しい仕事を始めた今は特に、

「ちょっとやりすぎじゃない?」

と、自分にツッコミを入れたくなることもあります。

特に市内で活動していると、

「今日は○○の立場で来ました!」

なんて挨拶をすることもよくあります。

学校運営協議会委員として学校へ行く日もあれば、
地域学校協働活動推進員として伺う日もある。
PTA副会長として参加することもあれば、
地域コミュニティの立場で話をすることもある。
スマイルのスタッフとして学校訪問をする日もあります。

そして、20年以上続けてきた自分自身の仕事も、今も変わらず続けています。

実は、この数か月、わが子達に叱られていました(笑)。

「母、仕事しすぎじゃない?」
「今日はどこ行くの!」
「ちょっと!ちゃんと休んで!!」

そんなふうに、何度も言われ続けていました。

新しい仕事。
新しい役割。
新しい人間関係。

慣れない毎日に、もみくちゃになりながら、とにかく目の前のことをこなす毎日。

ようやく最近になって少し落ち着いてきて、頭の中も整理できるようになってきました。

今は、今後に向けて、猛烈に業務整理・改善中です(笑)。

そんな中で、改めて自分自身を振り返ってみたら、答えはとてもシンプルでした。

「あぁ、私、ずっと同じことをやってきたんだ。」

学校。
地域。
PTA。
スマイル。
そして、20年以上続けてきた自分自身の仕事。

一見すると全部バラバラに見えます。

コーチとして人と向き合ってきたこと。
キャリア支援を続けてきたこと。
企業や学校で研修をしてきたこと。
オランダへ学びに通い続けてきたこと。
そして今、スマイルで子どもたちと過ごしていること。

全部、一つにつながっていました。

子どもたちが、安心して、のびやかに子ども時代を謳歌できる社会をつくりたい。

ただ、それだけなんです。本当に、ただそれだけ。

子ども時代は、一度しかありません。

夢中になって遊んだり、
暇を持て余したり、
失敗したり、
挑戦したり、
ドキドキしたり、
ハラハラしたり、
友達と大笑いしたり、
時には泣いたり、
怒られたり。

「あぁ、今日も楽しかった!」

そんな毎日を、思いきり味わいながら大きくなっていってほしい。

だから私は、学校にも関わるし、地域にも関わる。
自分の仕事も続けています。
そして今は、スマイルという場所でも、その想いを形にしています。

大人の関係が、子どもたちの育つ空気をつくる。

最近、そんなことを強く感じています。

子どもは、大人の言葉だけを聞いて育つわけではありません。

先生同士が話している姿。
学校と地域が一緒に考えている姿。
保護者と先生が信頼し合っている姿。
意見が違っても、「子どもたちのために」と同じ方向を向いて対話を重ねている姿。

そんな大人同士の関係が、その場の空気をつくります。

そして、その空気の中で、子どもたちは安心して育っていく。

大人は大人で、一緒に悩んで、一緒に笑って、一緒に汗をかく。

子どもは子どもで、そんな大人のことなんて関係なく(笑)。

自由に、のびやかに、その子らしく毎日を過ごす。

「今日も楽しかった!」

そんな一日を積み重ねながら、大きくなってくれたら、それでいい。

私が目指したい社会も、きっとそんな社会です。

それぞれ違いがある人が、同じ方向を見て。

一緒に悩み、
一緒に考え、
一緒に汗をかき、
時には笑いながら前に進む。

そんな空気の中で、子どもたちが安心して育っていく。

そして、もう一つ。

私は、大人自身も、自分の人生を楽しむって大事だなと思っています。

仕事だけではなく、
家族との時間も、
仲間との時間も、
趣味も、
新しい挑戦も。

一度きりの人生を、その人らしく楽しみながら生きている。

そんな大人の背中を見て、

「大人になるっていいな、なんだか楽しそう。」

子どもたちは、そんなことを感じるんじゃないかなと思うんです。

全部を一人でできるなんて思っていません。

でも、一つだけ思っていることがあります。

子どもたちの時間は、待ってくれない。

「来年やろう。」
「もう少し落ち着いてから。」

そうしている間にも、子どもたちは毎日成長していきます。

だからこそ、今できる小さな一歩を積み重ねたい。

その一歩が、誰かの一歩につながり、
少しずつ地域に広がっていったらいい。

私がいろんな場所にいる理由は、
やりたいことを増やしたいからでも、
忙しくしたいからでもありません。

子どもたちが安心して、のびやかに子ども時代を過ごせる環境をつくりたい。

その想いで、できることを一つずつ積み重ねてきました。

学校に関わり、
地域に関わり、
PTAに関わり、
自分の仕事を続け、
そして今はスマイルでも子どもたちと向き合っています。

気がつけば、子どもたちを取り巻く、あらゆる場所に自分がいました。

でも、それは最初から目指していたわけではありません。

目の前にある「今、自分にできること」を一つずつやってきたら、こうなっていました(笑)。

いつか子どもたちが、

「子ども時代って、本当に幸せで楽しかった。」

そして、

「大人になるっていいな、なんだか楽しそう。」

そんなふうに思える今と未来を、みんなと一緒につくっていきたいと思っています。

……と、ここまで書くと、今も相変わらず走り回っているようですが(笑)。

ご安心ください。

最近はようやく自分のリズムも整ってきて、子どもたちから叱られることもなくなりました(笑)。

振り返ってみると、

「母、仕事しすぎ!」

あれは、愛だったんだなぁと思います。

ちゃんとブレーキをかけてくれる人がいること。
叱ってくれる人がいること。

それも、とても幸せなことですね(笑)。